『3000年の密室』 柄刀一 [ミステリー]
★★☆☆☆
ジャンル:本格推理
悪くはないといった作品。第8回鮎川哲也賞最終候補作。推理小説だという先入観がないと、おそらく半分以上読んでも、歴史謎解物小説という印象しか持てないと思う。
これが鮎川哲也賞の最終候補まで残ったのか……と考えると、この賞も意外と許容範囲が広いんだなと感じてしまう。 本格推理の最後の砦と言われていますがね。
作品の出来としては、文句なくいいのだけれど、本格推理小説だとした場合は、この評価が妥当かなというところ。
題名からの第一印象としては、コテコテバズル小説かと思っていたのだが、いい意味で裏切られたみたいだ。以上。
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